小牧本店 遠山 裕司 2020.06.04

【フィッティング一問一答】自転車のクランク長選びについてのアドバイス PART2

「今のクランク長は自分に合っているのかな?」

というみなさん!

前回のクランク長についてのアドバイス、一読&消化していただいたでしょうか?

まだの方はぜひこちらををご覧ください

【フィッティング一問一答】自転車のクランク長選びについてのアドバイス PART1

クランク長を選択する際に意識するポイントは以下の3つ

・上死点(ペダルが上がり切ったところ)での股関節のつまり(圧迫)があるかどうか?←PART1でご説明

・上体の前傾の程度が自分にとって深いか浅いか?

・低ケイデンスでトルクをかけたいのか、高ケイデンスで回したいのか?

今回は

・上体の前傾の程度が自分にとって深いか浅いか?

についての内容になります。

ちなみに今回の内容のキーワードは【上半身の重心位置】になります

上半身の重心位置がみぞおちにあるとします

まずはお辞儀をして腰から深く身体を倒した場合と直立した場合での重心位置を比較してみます。

直立の姿勢

身体を倒した姿勢

このように

深く身体を倒した場合に上半身の重心位置が前に移動することになります

自転車に乗っている場合でも同様に

上体が起きている

上体が倒れている

上半身が前に倒れていくと、上半身の重心位置が前に移動する

上半身が起き上がっていくと、上半身の重心位置が後に移動する

ということになります。

大事なことは上半身の重心位置を前後位置でどこにするか?

になるのですが、

踏み込んでいる脚のペダル位置に上半身の重心位置を合わせるのが効率的です

通称3時の位置

写真のこのペダル位置に上体の重心を乗せると良いです

上半身の重さを真下に乗せることで効率よく進む力に変換できる点

になります

自転車の上で身体を支えている場所はハンドル・ペダル・サドルの3か所になるので、

踏み込んでいる脚のペダル位置よりも前に上半身の重心が移動すると、ハンドルに荷重がかかる量が増えていきます

踏み込んでいる脚のペダル位置よりも後に上半身の重心が移動すると、サドルに荷重がかかる量が増えていきます。

これをふまえて、クランク長の変更による上半身の重心位置の変化を考えてみます。

クランク長と重心

クランク長が短くなる

ハンドルが下がり、上半身が前に倒れていく(上体の前傾の程度が深くなる)

重心が前に移動する

クランク長が長くなる

ハンドルがあがり、上半身が起き上がっていく(上体の前傾の程度が浅くなる)

重心位置が後に移動する

ことになります

上体を前傾させる変化の中で、

踏み込んでいる脚のペダル位置と上半身の重心位置とを合わせる為に、クランク長を決定する

というイメージ、持っていただけたでしょうか?

極端に短いクランクを使用した場合に重心が前に移動し、腕や、膝に力が入りすぎてしまう事や、

極端に長いクランクを使用した場合に重心が後に移動し腰やお尻に負担がかかるようになる事

もあるかもしれませんね

特に最近では空力的な利点から短いクランク長を使用する方も増えてきていると思いますので、

別の視点からの参考にしていただければと思います

次回以降、

・低ケイデンスでトルクをかけたいのか、高ケイデンスで回したいのか?

「下半身(脚)の重心位置」をキーワードにして記事にしていく予定です

お楽しみに!

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