全国的にも今が一番暑い期間ですがしっかり水分補給をして乗り切りましょう!
さて今回はお題の通り先月末に発表されたばかりの
SPECIALIZED『TARMAC SL7 EXPERT』のレポートです。
まず「TARMAC」というバイクは同社のロードバイクシリーズの中で
レースシーンで活躍出来るような要素が盛り込まれたバイクです。
具体的には・・・
・スピードのアップダウンに対応しやすい反応性
・登坂においての軽量化
・軽快なハンドリング
を主眼に設計されております。
しかし近年のレースでの高速化に伴い「VENGE」のような
巡航速度を上げるために空力対策がほどこされたバイクや
「ROUBAIX」のような快適で安定性も注目されつつあります。
近年の「TARMAC」と「VENGE」はバージョンアップするごとにお互いの特徴をすこしずつ取り込んでいき
今回の「TARMAC SL7」では遂に統合され『どんなコースでもこれ一台で速く走れるバイク』
になりました。
発表されたグレードは
S-WORKS(フレームセット&完成車):FACT12カーボン使用
PRO&EXPERT(完成車のみ):FACT10カーボン使用
の3グレードとなります。
詳しくは過去のBLOG【待望のロードバイク】SPECIALIZED NEW TARMAC SL7登場です!をご覧ください。
その中で今回選んだのが「EXPERT(size52)」です。
まずは色!この色に惹かれました。
色も大事な要素ですね!!
ものが良くて更に気に入った色であればモチベーション上げ上げではないでしょうか?
あと「S-WORKS」と比べると約200gほど重いですが極端な軽量化には興味がなく
手持ちのホイールと交換するつもりだったのでこのグレードにしました。
私の身長は162cmですが通常ならsize49とするところですが
現在乗っているバイクのポジションを再現するにあたり
付属する各パーツサイズの比較の結果
交換する必要がなかったのでこのサイズに落ち着きました。
それでは実際のバイクのインプレッションに入っていきましょう。
まず見た目。とある方のレビューでも言われておりましたが
上半分(ハンドル~トップチューブ~シートステー)は「VENGE」
下半分(ダウンチューブ~チェーンステー)は「TARMAC」
見事に融合されております。
上半分は「VENGE」より少しスリムになってますね。
乗ってみての第一印象は『頭軽っ!』
スタート時に加速していくわけですが
とにかく加速が軽快です。
現在所有しているほぼ同条件のPINARELLO「DOGMA F10 DISK」と比べて
実走重量(バイク+ペダルペダル+ボトルケージ✕2+サイクルコンピューター)はどちらも約7.7kg
どちらも12mmスルーアクスル方式のディスクブレーキ仕様にもかかわらずです。
これはフレームの寸法設計が関与しているようですね。
ヘッドアングルとフォークオフセットと呼ぶ数値で
「DOGMA」は71.4°/43mm(size500)
「TARMAC」は72.5°/47mm(size52)
ヘッドアングルは原則的に寝ている(数値が小さい)ほど直進安定感が高くなる傾向があり
フォークオフセットは少ない(数値が小さい)ほど軽快感が高くなる傾向があります。
※ここで『原則的』『傾向』といっているのは最終的にはバランスが大事になるからです。
どちらのバイクもレース使用も考慮したハンドリング設計ですが
「DOGMA」は安定したしっとりしたハンドリング
「TARMAC」は軽快で俊敏なハンドリングという感覚です。
このあたりの感覚はダンシングや下り坂で差がわかりやすいと思います。
あともう一つ「TARMAC」で気がついたことは
結構、雑にダンシングをしてもディスクブレーキが触らないということ!
フォークおよびバックステーのねじれ剛性が高いことです。
バックステーは剛性感が高い割に脚やサドルの振動はさほど気にならない程度でしたが
フォークは巡航速度(約25km/h)の影響やエアロフライ2ハンドルに交換したこともあり
手のひらが疲れました。
総評としてレース向きなバイクの味付けがされており
登坂・下り坂・平地と場所を選ばない万能な最新バイクに仕上がってます。
残念ながら中止となってしまったお盆ライド(約140km)の
コース下見に同行してのインプレッションとなりましたが
今後はホイールセットやその他パーツを交換したり
モリコロパーク等での同一コンディションでの
比較も少しずつアップしてみたいと思います。
【追記】
モリコロパークでさらに乗り込んできたインプレッションです。引き続きお楽しみください⇒【ロードインプレ】SPECIALIZED『TARMAC SL7』に乗り込んでみた
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