

緑店 伊井 孝之 2020.08.13
【ロードインプレ】SPECIALIZED『TARMAC SL7』に乗ってきました
全国的にも今が一番暑い期間ですがしっかり水分補給をして乗り切りましょう!
さて今回はお題の通り先月末に発表されたばかりの
SPECIALIZED『TARMAC SL7 EXPERT』のレポートです。
まず「TARMAC」というバイクは同社のロードバイクシリーズの中で
レースシーンで活躍出来るような要素が盛り込まれたバイクです。
具体的には・・・
・スピードのアップダウンに対応しやすい反応性
・登坂においての軽量化
・軽快なハンドリング
を主眼に設計されております。
しかし近年のレースでの高速化に伴い「VENGE」のような
巡航速度を上げるために空力対策がほどこされたバイクや
「ROUBAIX」のような快適で安定性も注目されつつあります。
近年の「TARMAC」と「VENGE」はバージョンアップするごとにお互いの特徴をすこしずつ取り込んでいき
今回の「TARMAC SL7」では遂に統合され『どんなコースでもこれ一台で速く走れるバイク』
になりました。
発表されたグレードは
S-WORKS(フレームセット&完成車):FACT12カーボン使用
PRO&EXPERT(完成車のみ):FACT10カーボン使用
の3グレードとなります。
詳しくは過去のBLOG【待望のロードバイク】SPECIALIZED NEW TARMAC SL7登場です!をご覧ください。
その中で今回選んだのが「EXPERT(size52)」です。
まずは色!この色に惹かれました。
色も大事な要素ですね!!
ものが良くて更に気に入った色であればモチベーション上げ上げではないでしょうか?
あと「S-WORKS」と比べると約200gほど重いですが極端な軽量化には興味がなく
手持ちのホイールと交換するつもりだったのでこのグレードにしました。
私の身長は162cmですが通常ならsize49とするところですが
現在乗っているバイクのポジションを再現するにあたり
付属する各パーツサイズの比較の結果
交換する必要がなかったのでこのサイズに落ち着きました。
それでは実際のバイクのインプレッションに入っていきましょう。
まず見た目。とある方のレビューでも言われておりましたが
上半分(ハンドル~トップチューブ~シートステー)は「VENGE」
下半分(ダウンチューブ~チェーンステー)は「TARMAC」
見事に融合されております。
上半分は「VENGE」より少しスリムになってますね。
乗ってみての第一印象は『頭軽っ!』
スタート時に加速していくわけですが
とにかく加速が軽快です。
現在所有しているほぼ同条件のPINARELLO「DOGMA F10 DISK」と比べて
実走重量(バイク+ペダルペダル+ボトルケージ✕2+サイクルコンピューター)はどちらも約7.7kg
どちらも12mmスルーアクスル方式のディスクブレーキ仕様にもかかわらずです。
これはフレームの寸法設計が関与しているようですね。
ヘッドアングルとフォークオフセットと呼ぶ数値で
「DOGMA」は71.4°/43mm(size500)
「TARMAC」は72.5°/47mm(size52)
ヘッドアングルは原則的に寝ている(数値が小さい)ほど直進安定感が高くなる傾向があり
フォークオフセットは少ない(数値が小さい)ほど軽快感が高くなる傾向があります。
※ここで『原則的』『傾向』といっているのは最終的にはバランスが大事になるからです。
どちらのバイクもレース使用も考慮したハンドリング設計ですが
「DOGMA」は安定したしっとりしたハンドリング
「TARMAC」は軽快で俊敏なハンドリングという感覚です。
このあたりの感覚はダンシングや下り坂で差がわかりやすいと思います。
あともう一つ「TARMAC」で気がついたことは
結構、雑にダンシングをしてもディスクブレーキが触らないということ!
フォークおよびバックステーのねじれ剛性が高いことです。
バックステーは剛性感が高い割に脚やサドルの振動はさほど気にならない程度でしたが
フォークは巡航速度(約25km/h)の影響やエアロフライ2ハンドルに交換したこともあり
手のひらが疲れました。
総評としてレース向きなバイクの味付けがされており
登坂・下り坂・平地と場所を選ばない万能な最新バイクに仕上がってます。
残念ながら中止となってしまったお盆ライド(約140km)の
コース下見に同行してのインプレッションとなりましたが
今後はホイールセットやその他パーツを交換したり
モリコロパーク等での同一コンディションでの
比較も少しずつアップしてみたいと思います。
【追記】
モリコロパークでさらに乗り込んできたインプレッションです。引き続きお楽しみください⇒【ロードインプレ】SPECIALIZED『TARMAC SL7』に乗り込んでみた
▼カミハギサイクルからイベントのお知らせです
【ポップアップ】イタリア発のサイクリングシューズ
■udogポップアップ
開催日:2023年9月11日(月)~10月1日(日)
開催店舗:カミハギサイクル小牧本店
「UDOG」は2021年イタリアにて誕生した新しいブランド。
最大の特徴は「ニット素材×シューレース(ヒモ)」
軽さと快適さを大切にしており、ハイエンドモデルでは重量もわずか240g(42サイズ)
性能とデザイン、どちらも妥協せず受け入れやすいシンプルなルックスのシューズです。
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
【Ride with Us!】スペシャライズド岡崎一周年記念
■岡崎〜三河湖ロングライド
開催日:2023年10月8日(日)
岡崎の自然を感じながらの75km程のライドです。
道中のくらがり渓谷は400m程の登りで、走りごたえもバッチリ!
初めてのロングライドにもおすすめのコースです。
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
【Ride with Us!】渥美半島ぐるっと一周
■第17回ぐる輪サイクリング
開催日:2023年10月15日(日)
自分のペースで走れるのでお子様でも楽しめます。
海沿いの景色を眺めながら走るのは気持ちいいですよ!
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
【Ride with Us!】最高に楽しいトレイルライド
■トレイルカッターツアー
開催日:2023年10月22日(日)
雄大な南アルプス西麓の雄大な自然の中で
最高のマウンテンバイクライドできるガイドツアー。
上級者はもちろん、初心者でも存分に楽しめるコースです。
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
【Ride with Us!】輪行で最高のサイクリングを!
■輪行講習会
開催日:2023年9月29日(金)・10月7日(土)
開催店舗:スペシャライズド名城
■知多輪行ツーリング
開催日:2023年10月29日(日)
河和駅から知多半島を走り常滑駅がゴールの約45kmのツーリングです。
輪行なので景色を楽しみながらほど良いサイクリングができます。
まずは講習会で輪行をマスターして、輪行実戦です!
これから輪行始めたい方ぜひご参加ください。
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
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■TRY FTPテスト
開催店舗:カミハギサイクル緑店
パワーメーターを持っていないけど自分のパワーを知りたい方、緑店のスマートローラーを使って実際に測定してみましょう!
数値目標ができればモチベーションアップにもなりますよ。
◆詳細はこちらのブログをご覧ください。
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