愛知・名古屋のロードバイク・スポーツバイク専門店

2021.06.21
【ロードバイクやクロスバイクのタイヤの適正空気圧】タイヤのここを見て下さい!

「空気圧、いくつまで入れればいいんだっけ?」——納車時にスタッフから教わったはずなのに、いざポンプを手にすると思い出せない。そんな方のために、この記事をブックマークしておいてください。

適正空気圧の管理は、パンク予防と快適な乗り心地のどちらにも直結する、自転車メンテナンスの基本中の基本です。タイヤ側面の読み方から種類別の目安まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 適正空気圧の調べ方(タイヤ側面の見方)
  • PSI・bar・kPaの単位の意味と換算目安
  • ロードバイク・クロスバイク・MTBの空気圧の目安
  • 空気を入れる頻度の目安
  • 空気圧が低すぎ・高すぎるとどうなるか

適正空気圧はタイヤの側面に書いてあります

実は、適正空気圧はご自身のタイヤに印字されています。タイヤの側面(サイドウォール)をよく見てみてください。次のような数字が記載されているはずです。

  • 表示例①:MAX 115 PSI / 800 kPa / 8.0 bar(最大空気圧のみ)
  • 表示例②:40〜65 PSI / 280〜450 kPa / 2.8〜4.5 bar(範囲で表示)

「最大値のみ」の表示がある場合は、その70〜90%を目安に空気を入れると快適に乗れます。「範囲表示」がある場合は、その範囲内で体重や路面状況に合わせて調整してください。

どうしても文字が読みにくい場合や、表示が見当たらない場合はお気軽にご来店ください。スタッフが一緒に確認します。

空気圧の単位:PSI・bar・kPaとは?

タイヤには複数の単位が併記されていることが多いです。それぞれの意味と関係を覚えておくと便利です。

単位読み方特徴
PSIピーエスアイアメリカ発祥。ポンプのゲージによく使われる。数値が大きめ
bar(バール)バールヨーロッパ系の単位。1barは約1気圧。数値が小さくわかりやすい
kPa(キロパスカル)キロパスカル国際規格のSI単位。日本やカナダでよく使われる

簡単な換算目安:
1 bar ≒ 100 kPa ≒ 14.5 PSI

たとえば「6 bar」は「約600 kPa」「約87 PSI」に相当します。ご自身のポンプのゲージに合わせて読み替えてください。

種類別・適正空気圧の目安

自転車の種類によって使用するタイヤが異なるため、適正空気圧も大きく変わります。以下はあくまで目安です。必ずご自身のタイヤ側面の表示を優先してください。

ロードバイク(700×23c〜28c など)

”ロードバイクのタイヤ空気圧表示部分”
”ロードバイクのタイヤ空気圧表示部分”

細いタイヤに高い圧力をかけるのが特徴です。

  • 目安:6〜8 bar(約87〜116 PSI / 600〜800 kPa)
  • 体重の軽い方は低め、重い方は高めに設定するのが基本です
  • 空気が抜けやすいため、ライド前の確認を習慣にしましょう

クロスバイク(700×28c〜40c など)

”クロスバイクのタイヤ空気圧表示部分”
”クロスバイクのタイヤ空気圧表示部分”

ロードバイクよりタイヤが太く、幅広い空気圧に対応しています。

  • 目安:4〜6 bar(約58〜87 PSI / 400〜600 kPa)
  • タイヤのモデルによって推奨値が異なるため、側面表示を必ず確認
  • 週に1回程度の空気補充が理想的です

マウンテンバイク(26インチ・27.5インチ・29インチ など)

”マウンテンバイクのタイヤ空気圧表示部分”

太いタイヤで低めの空気圧が基本です。路面に応じた調整が楽しめます。

  • 目安:1.5〜3 bar(約22〜44 PSI / 150〜300 kPa)
  • オフロード走行時はグリップを高めるためにやや低めに設定することも
  • ホイールに最大空気圧の記載がない場合は、適正範囲の半分程度を目安にすると安全です

小径車(子供車/ミニベロ/折り畳み車)

”小径バイクのタイヤ空気圧表示部分”

英式バルブが多く、正確な空気圧の計測が難しいのが特徴です。

  • 目安:3〜4.5 bar(約300〜450 kPa)
  • タイヤを指で強く押して、硬めに感じるくらいが適正の目安です
  • 最低でも月1回は空気を補充しましょう

空気圧が低すぎ・高すぎるとどうなる?

空気圧が低すぎる場合

  • 段差でタイヤとリムの間にチューブが挟まれる「リム打ちパンク」が起きやすくなる
  • 走行抵抗が増え、ペダルが重くなる
  • ハンドル操作が不安定になる
  • タイヤやチューブの摩耗が早まる

空気圧が高すぎる場合

  • タイヤがホイールから外れてチューブが破裂(バースト)するリスクがある
  • 路面からの衝撃を吸収しにくくなり、乗り心地が硬くなる
  • グリップ力が低下し、コーナーでスリップしやすくなる

適正範囲の中で、体重・路面・走り方に合わせて調整するのがベストです。「少し硬すぎるかな?」と感じたら、0.2〜0.5 bar単位で下げて試してみてください。

空気はどのくらいの頻度で入れる?

タイヤの空気は、乗っていなくても少しずつ自然に抜けていきます。以下を目安にしてください。

種類補充の目安
ロードバイク毎回ライド前(高圧タイヤは抜けが早い)
クロスバイク週に1回程度
マウンテンバイク2週間に1回程度
小径車・ミニベロ・子供車月に1〜2回程度

長距離ライドの前には必ず空気圧を確認する習慣をつけましょう。空気圧が低下しているタイヤは見た目ではわかりにくいことも多いため、ゲージ付きの空気入れの使用をおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. タイヤ側面に「MAX」しか書いていない場合はどうすれば?

A. 記載されている最大値の70〜90%を目安に空気を入れてください。たとえば「MAX 115 PSI」なら、80〜100 PSI程度が快適な範囲です。
最大空気圧だと乗り味が固くなり、跳ねるのでグリップが悪くなりがちです。
またライダーの体重が重いほど、タイヤに入れる空気圧を増やす必要があります。これはタイヤが重い荷重を支えるためです。
例えば、軽いライダーの場合は推奨される空気圧の下限に近い値が適切ですが、重いライダーの場合は上限に近い値が適しています。

Q. 空気圧計なしでも感覚でわかりますか?

A. シティサイクルはある程度感覚でも判断できますが、ロードバイクやクロスバイクはゲージ付きポンプでの確認が必須です。感覚だけでは過不足が生じやすく、パンクや走行トラブルにつながります。

Q. 空気入れはどんなものを選べばいいですか?

A. スポーツバイクには「フロアポンプ(フレンチバルブ対応・ゲージ付き)」がおすすめです。ロードバイクの場合は160 PSI以上対応のモデルを選ぶと安心です。携帯ポンプは緊急用として1本持っておくと便利です。

Q. バルブの種類によって空気入れは変わりますか?

A. はい、変わります。シティサイクルは英式、マウンテンバイクは米式、ロードバイク・クロスバイクは仏式が主流です。お持ちの空気入れが対応しているバルブ形式を確認してからご使用ください。

※ 注意:タイヤに書いてある空気圧は「タイヤのオススメ空気圧」です。ホイールに最大空気圧が記載されている場合は、「ホイールの最大空気圧」に従ってください。

”wheelの空気圧max”
日本語訳:入れすぎちゃだめ。最大圧は120psi/8.25bar。

まとめ

  • 適正空気圧はタイヤの側面(サイドウォール)に記載されている
  • PSI・bar・kPaは単位の違いで、1 bar ≒ 100 kPa ≒ 14.5 PSIが目安
  • ロードバイクは6〜8 bar、クロスバイクは4〜6 bar、MTBは1.5〜3 barが一般的な目安
  • 空気は自然に抜けるため、定期的な補充と確認が大切
  • 空気圧の過不足はパンクリスクや乗り心地に直結する

空気圧の管理をしっかり行うだけで、パンクのリスクが大幅に減り、快適な走りが続きます。ぜひ空気入れを習慣にしてみてください。

空気の入れ方(バルブ別の手順)については、こちらの記事も参考にしてください。
仏式・米式バルブへの空気の入れ方|スポーツバイク完全ガイド

空気入れの選び方・おすすめについては、こちらもご覧ください。
カミハギサイクル HOW TO一覧

古いタイヤだとひび割れてしまって見えない可能性があります。

表記が見えなくなるほどひび割れたタイヤは本来の性能を持っていませんので、すみやかな交換をお勧めします。

どうしても判らない、見つからない場合は、ぜひお近くのカミハギサイクルへお持ちください。スタッフがご対応いたします。