「空気圧、いくつまで入れればいいんだっけ?」——納車時にスタッフから教わったはずなのに、いざポンプを手にすると思い出せない。そんな方のために、この記事をブックマークしておいてください。
適正空気圧の管理は、パンク予防と快適な乗り心地のどちらにも直結する、自転車メンテナンスの基本中の基本です。タイヤ側面の読み方から種類別の目安まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
実は、適正空気圧はご自身のタイヤに印字されています。タイヤの側面(サイドウォール)をよく見てみてください。次のような数字が記載されているはずです。
MAX 115 PSI / 800 kPa / 8.0 bar(最大空気圧のみ)40〜65 PSI / 280〜450 kPa / 2.8〜4.5 bar(範囲で表示)「最大値のみ」の表示がある場合は、その70〜90%を目安に空気を入れると快適に乗れます。「範囲表示」がある場合は、その範囲内で体重や路面状況に合わせて調整してください。
どうしても文字が読みにくい場合や、表示が見当たらない場合はお気軽にご来店ください。スタッフが一緒に確認します。
タイヤには複数の単位が併記されていることが多いです。それぞれの意味と関係を覚えておくと便利です。
| 単位 | 読み方 | 特徴 |
|---|---|---|
| PSI | ピーエスアイ | アメリカ発祥。ポンプのゲージによく使われる。数値が大きめ |
| bar(バール) | バール | ヨーロッパ系の単位。1barは約1気圧。数値が小さくわかりやすい |
| kPa(キロパスカル) | キロパスカル | 国際規格のSI単位。日本やカナダでよく使われる |
簡単な換算目安:
1 bar ≒ 100 kPa ≒ 14.5 PSI
たとえば「6 bar」は「約600 kPa」「約87 PSI」に相当します。ご自身のポンプのゲージに合わせて読み替えてください。
自転車の種類によって使用するタイヤが異なるため、適正空気圧も大きく変わります。以下はあくまで目安です。必ずご自身のタイヤ側面の表示を優先してください。


細いタイヤに高い圧力をかけるのが特徴です。


ロードバイクよりタイヤが太く、幅広い空気圧に対応しています。

太いタイヤで低めの空気圧が基本です。路面に応じた調整が楽しめます。

英式バルブが多く、正確な空気圧の計測が難しいのが特徴です。
適正範囲の中で、体重・路面・走り方に合わせて調整するのがベストです。「少し硬すぎるかな?」と感じたら、0.2〜0.5 bar単位で下げて試してみてください。
タイヤの空気は、乗っていなくても少しずつ自然に抜けていきます。以下を目安にしてください。
| 種類 | 補充の目安 |
|---|---|
| ロードバイク | 毎回ライド前(高圧タイヤは抜けが早い) |
| クロスバイク | 週に1回程度 |
| マウンテンバイク | 2週間に1回程度 |
| 小径車・ミニベロ・子供車 | 月に1〜2回程度 |
長距離ライドの前には必ず空気圧を確認する習慣をつけましょう。空気圧が低下しているタイヤは見た目ではわかりにくいことも多いため、ゲージ付きの空気入れの使用をおすすめします。
A. 記載されている最大値の70〜90%を目安に空気を入れてください。たとえば「MAX 115 PSI」なら、80〜100 PSI程度が快適な範囲です。
最大空気圧だと乗り味が固くなり、跳ねるのでグリップが悪くなりがちです。
またライダーの体重が重いほど、タイヤに入れる空気圧を増やす必要があります。これはタイヤが重い荷重を支えるためです。
例えば、軽いライダーの場合は推奨される空気圧の下限に近い値が適切ですが、重いライダーの場合は上限に近い値が適しています。
A. シティサイクルはある程度感覚でも判断できますが、ロードバイクやクロスバイクはゲージ付きポンプでの確認が必須です。感覚だけでは過不足が生じやすく、パンクや走行トラブルにつながります。
A. スポーツバイクには「フロアポンプ(フレンチバルブ対応・ゲージ付き)」がおすすめです。ロードバイクの場合は160 PSI以上対応のモデルを選ぶと安心です。携帯ポンプは緊急用として1本持っておくと便利です。
A. はい、変わります。シティサイクルは英式、マウンテンバイクは米式、ロードバイク・クロスバイクは仏式が主流です。お持ちの空気入れが対応しているバルブ形式を確認してからご使用ください。
※ 注意:タイヤに書いてある空気圧は「タイヤのオススメ空気圧」です。ホイールに最大空気圧が記載されている場合は、「ホイールの最大空気圧」に従ってください。

空気圧の管理をしっかり行うだけで、パンクのリスクが大幅に減り、快適な走りが続きます。ぜひ空気入れを習慣にしてみてください。
空気の入れ方(バルブ別の手順)については、こちらの記事も参考にしてください。
→ 仏式・米式バルブへの空気の入れ方|スポーツバイク完全ガイド
空気入れの選び方・おすすめについては、こちらもご覧ください。
→ カミハギサイクル HOW TO一覧
古いタイヤだとひび割れてしまって見えない可能性があります。
表記が見えなくなるほどひび割れたタイヤは本来の性能を持っていませんので、すみやかな交換をお勧めします。
どうしても判らない、見つからない場合は、ぜひお近くのカミハギサイクルへお持ちください。スタッフがご対応いたします。
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