こんにちは、遠山です!
シフトインナーワイヤーを何気なく見ていた時に、その秘密に気づいてしまいました。
今回はシフトインナーワイヤーをほぐしながらその秘密を紐解いてみることにします。
早速、分解するとこの様に分別できます。

【外周部分】写真の上段の鋼線12本で大きいループ構造になっている
【内周部分】写真の下段の鋼線右側6本で小さいループ構造になっている
【最深部】写真の下段の鋼線左側1本でヨリのない針金状になっている
中心に一本の芯となるヨリのない鋼線があり、
この1本をベースに内周部6本を巻きつける ⇒ 外周部12本を巻きつける
といった構造になっているようです。
ワイヤを紐解くと

またワイヤが出てくる

さらに剥がすと針金が出てくる
こんな構造になっているとは・・・
てっきり同じ鋼線を並べてグルッとよじって作ってるものとばかり思ってました。
しなやかさと強度を保つ為に手間をかけたつくりになっているんですね。
当たり前ですが、ケーブルがいたんでくると変速不調の原因になりますので少しでも毛羽立って来たら早めに交換しましょう!
カミハギサイクルでの交換工賃はこちらをご覧ください。
ちなみにシマノ製とカンパニョーロ製は内・外周の巻本数や中心の1本があることは共通していますが、
シフトインナーワイヤーの巻きの向きが逆転しています。

シマノ製は右回り(時計周り)でヨリが強くなり、左回り(半時計回り)でほどける方向
カンパニョーロ製は右回り(時計周り)でほどける方向、左回り(半時計回り)でヨリが強くなります。
最後に、問題です!
下の画像ですが、シマノ製でしょうか?カンパニョーロ製でしょうか?

皆様、お考え下さい!
※ご家庭でワイヤーを分解すると突き刺したり、破片が散って怪我をしますので、真似をしないようにしてください。
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