緑店 伊井 孝之 2021.09.11

【シマノ最上位モデル】新型DURA-ACEインプレッション

待ちに待った新型DURA-ACE Di2発表されましたね!

カミハギサイクルでは一早く試乗車をご用意して試乗予約会を開催しております。

詳しくは【日本一早い試乗予約会】新型デュラエース9200系に試乗できる!!をご覧ください。

で・・・

その試乗会に使用するバイクは当店で組立して準備しております。

現在もDi2を愛用し、歴代のDi2も使用してきたスタッフ伊井ができる限りの語彙力で整備や操作したインプレッションをお伝えします。(笑)

●組立編

今回の試乗車にはDi2のディスクブレーキ使用です。

CEEPO MANBA-Rの完成車なので基本的なコンポーネントとして

リアディレーラー・フロントディレーラー・バッテリー・接続コードなどは既にとりつけられ、Di2関連以外のクランク&BB、ブレーキキャリパー&ブレーキホース等も取り付けられています。

フレームの中にワイヤー&ホース類を内装する手間は省けますが、ここで従来のDi2になかった特徴があります。

①フレーム内の電線は2本に減

NEW DURA-ACE Di2はシフトレバーからの変速の命令はワイヤレスの信号で送られます。

ここでまず1本少なくなります。

次にエレクトリックワイヤーが小型化され、従来のDi2では別部品とされていたものがバッテリーとリアディレーラーに結合されました。

具体的にはバッテリーにジャンクションBの機能が追加されポートが1→3個に増え

バッテリーからの配線

バッテリーを起点に各ディレーラーに接続されます。

ここでも1本減って2本のみとなります。

リアディレーラーにワイヤレスユニットとジャンクションAの機能が追加され、バッテリーの残量チェックやモード変更等が行え充電ポートも兼ねています。

リアメカ充電ポート

②ブレーキキャリパーのクリアランスアップ

油圧ブレーキの場合、ブレーキレバーとブレーキキャリパーをつないだらエア抜きという作業をまず最初に行います。

ここまでは従来とほぼ手間は変わりません。

次にキャリパーの位置合わせをしますが、従来だと非常に隙間が小さく目線が重要になっていました。

この隙間が広がりかなり調整しやすくなりました。

これによりバイクに対して横方向の荷重が加わったときにフレームやホイールのたわみでのブレーキ摺りが軽減されます。

組立には専門の知識と技術が必要なので一般的には不要かもしれませんが、使い勝手も進化したところだったのでご紹介させていただきました。

●操作編

①STIレバー

ロードバイクに乗る際、最初に触るのはSTIレバーではないでしょうか?

従来のDi2でもレバーの周囲や厚みが少なく握りやすいという声は多数いただいておりました。

NEW STI サイド

しかしブレーキレバー上部も小さくレバーのつかみ方&手の置き方に制限がありました。

NEW&OLD STI アッパー

【左】新型STIレバー   【右】従来のSTIレバー

新型STIではワイヤレスになったためリチウムボタン電池(CR1632)を収納する必要がありやや大型になりました。

このツノがやや内側に傾き丸みを帯びたおかげで握りやすくなっています。

NEW STIフロント

②シフト操作

Di2はもともとレバーではなくボタン操作だったので動作させるためのストロークが少ないのは相変わらずですが、ディレーラー側の動作がさらに早くなっています。

特にフロントの動作は「なんじゃこりゃ?」というレベルで速くなっています。

この辺は是非触ってご確認ください!

実走してもう一つ感じたことが変速時のチェーン移動がスムーズになったことです。

『ハイパーグライドプラス』というテクノロジーでギアの歯先の加工精度をあげて、より滑らかにチェーンが移動できるようになっています。

ここでご注意いただきたいのが「強く踏み込みながらでも変速できる」と表現されている記事が散見されていることです。

確かにスムーズにはなっていますが、熟練者の踏み込み方とシフトのタイミングは負担が少ないやり方が身についています。

その為パーツやフレームにかかる負荷が少ないのです。

一方そうでない方は部品の性能に頼っているため、負担が大きくチェーンの脱落や変形、フロントディレーラーの変形、フレームの破損を招くことになります。

私の感覚で表現するとシフト操作時は『レバー操作をしたら踏むではなくて、力を抜いて1回転ペダルを回す』となります。

いろいろな表現やとらえ方があるので難しいですが、上手な方はダンシングしながらでもシフト操作できます。

テクノロジーの進歩でより楽でスムーズになるのですが、ライダー側のスキルも忘れないようにしたいものです。

≪総評≫

新型DURA-ACEのテクノロジー面での大きな進化は『リア12段化』『セミワイヤレス化』ですが、使う側からすると『STIレバーの形状』『シフト操作の速さ』『ブレーキコントロール』が代を重ねるごとに進化し、より使い勝手が良くなったと実感できます。

現在いろいろな年代のコンポーネントをお使いかと思いますが、是非カミハギサイクルで最新型を体験してみてください。






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