愛知・名古屋のロードバイク・スポーツバイク専門店

2021.03.31
緑店 三宅 尚徳
【初心者トラブル】スポーツ自転車のシフト操作を完全マスター|ギア変速のコツと注意点


「シフトレバーを操作してもギアが変わらない」「チェーンが落ちてしまった」──スポーツ自転車に乗り始めたばかりのころ、こんなトラブルを経験したことはありませんか?

実は、これらのトラブルのほとんどは乗り手の操作方法を少し見直すだけで防ぐことができます。

この記事でわかること:

  • スポーツ自転車のシフトレバーの基本的な使い方
  • ギアが変わらない・チェーンが落ちる原因と対処法
  • スムーズに変速するための3つのコツ
  • フロントとリアの組み合わせの注意点


カミハギサイクル緑店のスタッフが、初心者の方にも伝わるようにわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

シフトレバーの基本:右と左で役割が違う

スポーツ自転車のシフトレバーは、右手側でリア(後ろ)のギアを、左手側でフロント(前)のギアを操作します。
街中での走行なら、ほぼリア(右手)の操作だけで対応できます。フロントは急な長い坂など、極端に負荷が変わるときに使うイメージで大丈夫です。

シマノ(Shimano)のシフトレバーの操作方法

カミハギサイクルで取り扱いの多いシマノ製コンポーネントを例に説明します。

▶ リア変速(右手)

  • 大きいレバーを押す:ギアが重くなる(シフトアップ)=スピードが出やすくなる
  • 小さいレバーを押す:ギアが軽くなる(シフトダウン)=ペダルが軽くなる

▶ フロント変速(左手)

  • 大きいレバーを押す:アウター(大きいギア)へ=重くなる
  • 小さいレバーを押す:インナー(小さいギア)へ=軽くなる

※ メーカーや機種によって操作が異なる場合があります。ご自身のバイクの取扱説明書もあわせてご確認ください。

スムーズに変速するための3つのコツ

コツ① ペダルを回しながら変速する

変速するときは、必ずペダルを回転させながら操作してください。ペダルが止まった状態でシフトレバーを押しても、チェーンが動かないためギアは変わりません。

また、坂の途中などで強くペダルを踏んでいる状態での変速は、チェーンやギアに大きな負荷がかかります。変速するときはいったんペダルの力を少し抜いてから操作するのがポイントです。

コツ② 「カチッ」と音がするまでしっかり押す

クロスバイクフロント変速操作

シフトレバーを中途半端に押すと、変速が決まらずにチェーンがガチャガチャと音を立てたり、外れたりする原因になります。「カチッ」とクリック感が伝わるまで、しっかりとレバーを押し込みましょう。

コツ③ 一度に何段も変速しない

「もっと軽くしたい」というときでも、一度に3〜4段まとめて変速するのはトラブルの元です。1〜2段ずつ順番に変速することで、スムーズに変速でき、チェーンへの負担も減らせます。

よくあるトラブルと原因・対処法

「ギアが変わらない」場合

主な原因として以下が考えられます。

  • ペダルが止まった状態で変速しようとしている
  • シフトレバーの押し込みが足りない(クリック感がない)
  • 変速ワイヤーが伸びている(定期的な調整が必要)
  • ディレイラー(変速機)の調整がずれている


ワイヤーの伸びやディレイラーのずれは、乗っているうちに少しずつ起こるものです。「最近、変速の感触が悪くなった」と感じたら、早めにショップで点検してもらうのがおすすめです。

「チェーンが落ちる」場合

チェーン落ちの主な原因は以下のとおりです。

  • フロントとリアのギアの「たたすじ(斜めがけ)」が強すぎる
  • 一度に多段変速している
  • チェーンが伸びている(消耗品のため定期交換が必要)
  • フロントディレイラーの調整不足


「斜めがけ」とは、フロントをアウター(重い側)にしてリアも最も重いギアにする、またはフロントをインナー(軽い側)にしてリアも最も軽いギアにする組み合わせのことです。チェーンが極端に斜めになるため、効率が悪くトラブルにもつながります。

チェーンがインナーからアウターリングへ

フロントとリアのギア選択の基本

平地から緩い坂ならフロントはアウター固定で、リアだけで調整するのが基本です。リアのギア幅でほとんどの状況には対応できます。

急な上り坂が続くときだけフロントをインナーに落とし、同時にリアも数段軽くして全体のバランスを整えてください。

状況フロントリア
平地・軽い坂アウター中間〜重め
急な上り坂インナー中間〜軽め
下り坂アウター重め
避けたい組み合わせアウター最も軽い
避けたい組み合わせインナー最も重い

よくある質問(FAQ)

Q. 変速するとき、どのくらいペダルの力を抜けばいいですか?

完全に止める必要はありませんが、グッと踏み込んでいる力を「ふわっ」と抜くイメージで大丈夫です。慣れてくれば自然にできるようになります。

Q. 停止前にギアを軽くしておくべきですか?

はい、おすすめです。信号などで止まる前に1〜2段軽くしておくと、発進がスムーズになります。止まった後でも、後輪を浮かせながらペダルを回せば変速できますが、走行中に済ませておく方が安全です。

Q. 電動変速(Di2・AXSなど)も同じコツで大丈夫ですか?

電動変速はボタンを押すだけで変速しますが、「ペダルを回しながら」「力を抜いてから」という基本は変わりません。電動の場合はモーターが動作するため多少タイムラグがありますが、ほぼ同様の操作感覚で使えます。

Q. 変速がうまくいかないとき、自分で調整できますか?

変速ワイヤーの張りはアジャスターボルトで微調整できますが、慣れていない方がいきなり触ると悪化することもあります。まずはお気軽にショップへご相談ください。

Q. チェーンはどのくらいで交換が必要ですか?

一般的には3,000〜5,000km程度が目安ですが、使用環境によって異なります。チェーンチェッカーという専用工具で伸びを測定できますので、年に1回程度のチェックをおすすめします。

まとめ

  • 右手でリア(後ろ)、左手でフロント(前)のギアを操作する
  • 変速するときは必ずペダルを回しながら、力を抜いて行う
  • シフトレバーは「カチッ」と鳴るまでしっかり押し込む
  • 一度に多段変速せず、1〜2段ずつ変えるのが基本
  • フロントとリアの斜めがけの組み合わせは避ける
  • 変速の感触が変わってきたら、早めに点検・調整を


シフト操作をマスターすると、ライドがぐっと快適になります。最初はゆっくりで構いませんので、ぜひ意識して乗ってみてください。

「自分でやるのは不安」「プロに相談したい」という方は、ぜひお近くのカミハギサイクルへお持ちください。スタッフが丁寧にご対応します。






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