愛知・名古屋のサイクルショップ

2022.09.03
緑店 伊井 孝之
【初心者必見】ロングライドビギナーでも完走できるコツお教えします(前篇)

暑さのピークが過ぎ、秋のライドイベントのシーズンになってきました。

今からの季節は気温が落ち着いてくることと今年から乗り始めた方も、かなり距離&時間を乗ってきたことでレベルアップしているのではないでしょうか?

8月末の『シマノ鈴鹿』を皮切りに10月には『グランフォンドピナレロ八ヶ岳』

11月には私が最大の目標としている『ツールド沖縄』と当店でもいろいろなイベントに参加していきます。

これからの時期にはロングライド系のイベントが多く開催されます。

参加しても完走できなかったらどうしよう・・。

初めてのイベントや自分の限界を突破しようとするときには不安がつきものです。

実際完走できなくても待ちぼうけをするだけで実害はありませんがやっぱり悔しいですよね?

そこでちょっと乗れる程度の私が様々なロングライドイベントを完走してきた経験をもとに、いくつかポイントを2回に分けてご案内します。

ゴール画像

①バイクを操る技術

ペダリングに関してはリズムは早め。ケイデンスが測れる方は平地で80~90Rpm(1分間の回転数)の維持を目指します。

このリズムが身についている方は良いのですが、意外と重いギアで遅いリズムの方も結構お見えになります。

1分間で90回転=1秒間に3回踏むリズムです。

グイグイ踏んでいると筋肉が疲労して動けなくなります。筋トレしているのと似た状態ですね。

対してやや軽めのギアでクルクル回すようにすると、息は上がりますが少し休めば落ち着けます。

少しスピードを緩めて乗りながら休む、登りながら休むことができるようになるとロングライド後半まで体力をもたせることにつながります。

ブレーキングも2種類マスターしておきましょう。一つは『フルブレーキ』で最大の制動力をもって最短距離で止まる方法です。

ただ単に左右のブレーキレバーを思いっきり握ってもタイヤがスリップ(ロック)するだけでコントロールを失ったり止まるまでの距離が意外と長くなりかえって危険です。

最大の制動力を得るにはブレーキをかけ始めた瞬間から前輪荷重でグリップの限界が高くなるので前ブレーキは強めにかけます。

また前ブレーキを強くかけた分後輪が浮いてしまうことがあります。浮けば後ろブレーキは全く仕事できなくなるので体重は後ろにかけましょう。

ペダルの上に立って体を後ろに持っていき膝でサドルを挟むイメージです。

タイヤを滑らせず浮かせないのがポイントです。

もう一つは『当て効き』です。ブレーキレバーを握りますが効くか効かないかギリギリの所、こすっている程度の状態です。

ここを基準に減速する必要がなければそのままか維持か握ったレバーを開放し減速の必要があれば少しレバーの握るだけで瞬時に減速できます。

すぐにブレーキが掛けられる準備状態といったところでしょうか。

危険回避のテクニックの一つです。

②バイク本体の工夫

ボトルケージをダブルにしておくのがおすすめです。

比較的短い距離やコンビニや自販機の位置を把握できているコースでは片方にはドリンクボトルをもう一方にはツールボトルを入れます。

短めの距離の装備

そして長い距離や市街地から離れて土地勘のないエリアを走る場合には両方ともドリンクボトルにして工具類はサドルバッグに収納します。

ロングライドの装備

暑い夏場であればこのドリンクボトルも一方はスポーツドリンク、もう一方には水を入れておけば飲むのはもちろん少量をかぶって走行時の風で気化させることで体を冷やすこともできます。

さらに転倒してケガした際に傷を洗うのにも使えます。

携行品の工具類は使い方の知識や技術が必要ですが、最低限パンクした時に復帰するための携帯ポンプ・タイヤレバー・予備チューブは持っておきましょう。

予備チューブは自分のタイヤサイズ・ホイールに対応したものが必要ですが、しばらく使わずにしまっておくと傷んでいる場合もありますのでたまに空気を入れてパンクしていないか確認しましょう。

携帯ポンプ画像

タイヤレバー画像

予備チューブ画像

次に重要なのは六角レンチ類です。各部のネジ(主にサドルやハンドルの固定や位置調整)に使用します。

ごく一部に星形のトルクスと呼ばれるものもあるので気を付けましょう。

コレを持てば熟練者(?)なのはチェーンカッターとディレーラーハンガーですが、知識と技術が必要ですので今回は省きます。

これらをひとまとめにしてツールボトルやサドルバッグに収納して携行します

ツールケースにまとめた画像

まずは安全に走る。

次に体力が切れないようにする。

最後に何かあっても何とかなる準備をする。

私はイベントに限らず毎回『自転車でスタートしたら自転車でゴールする』というつもりでライドしています。






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橋を渡って島々をめぐるサイクリングは絶景です。

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