「一度は浜名湖を走ってみたい」「ハマイチって初心者でも走れるの?」——名古屋・愛知エリアのサイクリストから、そんな声をよくいただきます。
浜名湖一周サイクリング、通称「ハマイチ」は、名古屋から車で約1時間半とアクセスしやすく、ロングライドの入門コースとして全国的に人気のルートです。カミハギサイクルのスタッフも何度もお世話になっているお気に入りの一周コースです。
この記事では、実際に走った経験をもとに以下の内容をまとめます。
「ハマイチ」は、静岡県浜松市と湖西市にまたがる浜名湖を自転車で一周するサイクリングの通称です。浜名湖は日本で10番目の面積を持つ湖で、海(遠州灘)とつながった汽水湖という珍しい特徴があります。
浜名湖一周サイクリングの歴史は古く、日本サイクリング協会が1957年に日本初のサイクリング大会を浜名湖で開催したことに始まります。現在では「ハマイチ」として広く知られ、ロードバイクからクロスバイク、e-bikeまで幅広い自転車で楽しめる人気コースになっています。
琵琶湖(びわイチ・約200km)のような大規模なコースと違い、基本コースは約65〜70kmと日帰りで完走しやすい距離なのがハマイチの大きな魅力です。高低差も少なく、ロングライドの入門コースとして最適です。
ハマイチには公式のコースバリエーションが4種類あります。体力や目的に合わせて選べます。

| コース名 | 距離 | 最大標高差 | 特徴・おすすめ対象 |
|---|---|---|---|
| ハマイチコース(基本) | 約65km | 約25m | ほぼ平坦。ロングライド入門者・初めてのハマイチに最適 |
| バイパスコース | 約50km | 約45m | 浜名湖の中心部を横断する短縮版。時間が限られる方に |
| ブルーコース | 約70km | 約25m | 湖岸沿いをより長く楽しめる拡張版 |
| グリーンコース | 約85km | 約105m | 奥浜名湖・猪鼻湖も含む上級者向けフルコース |
初めてハマイチに挑戦する方には基本のハマイチコース(約65km)がおすすめです。ほぼ平坦なため、ロードバイクやクロスバイクで普段50km程度走れる方なら無理なく完走できます。
体力に余裕がある方や、奥浜名湖の静かな景色も楽しみたい方はグリーンコースへ挑戦してみてください。猪鼻湖沿いの道は静かで、ハマイチとは異なる雰囲気を楽しめます。
ハマイチのスタート地点は特に決まっておらず、どこから走り始めてもOKです。ただし、アクセスのよさや駐車場の使いやすさから、以下の2か所がよく利用されます。
浜名湖パルパル(遊園地)の近くにある公共駐車場で、カミハギサイクルのスタッフも利用しています。舘山寺スマートインターチェンジ(東名高速)からのアクセスが便利で、2023年に新設されたスマートICにより、以前よりさらにアクセスしやすくなりました。
舘山寺エリアはうなぎの名店が集まるエリアでもあるため、ライド後の食事場所にも困りません。
JR弁天島駅近くをスタートする方法もあります。駅周辺には駐車場が複数あり、電車で来てレンタサイクルを借りるという選択肢もあります。浜名湖大橋・中之島大橋を渡るルートは景色が抜群ですが、風が強いことで有名なため、強風時は注意が必要です。
浜名湖の東側から北側にかけては、湖のすぐそばを走る専用自転車道(浜名湖周遊自転車道)が整備されており、ハマイチの中でも特に景色のいい区間です。波打ち際の間近を走れる場所もあり、湖面を感じながらのサイクリングが楽しめます。
ただし、自転車道は道幅がさほど広くなく、車止めが設置されている箇所もあります。歩行者とのすれ違いもあるため、スピードを出しすぎず、のんびり走るのが基本です。また、風の強い日や満潮時は波しぶきがかかることがあるので注意してください。打ち上げられた貝殻やアオサが堆積している場所もあるため、パンクに気をつけながら走りましょう。
北側を自転車道を使わずに走ると峠越えのルートになり、けっこうな登り下りがあります。体力に自信のない方や初めて走る方は、自転車道を使うルートを選ぶのがおすすめです。
浜名湖の西側から南側にかけては、市街地の主要道路を走るルートになります。車と混走する区間ですが、道幅が広く走りやすいため、スピードも出しやすいセクションです。
ハマイチのルートには路面にサイクリングコースの矢印標識が描かれており、ある程度は標識を頼りに走れます。ただし、直進する場合も曲がる場合も矢印の表示が同じなため、交差点の手前では判断しにくいことがあります。
実走経験から言うと、「交差点を過ぎた先に路面標識の矢印があるかどうか」を確認して走るとよいでしょう。矢印がなければ左折、というイメージで走ると間違いが少なくなります。
また、標識が少ない区間では、「本当にこのルートで合ってるのか?」と不安になることもあります。事前にサイクルコンピュータへのルート読み込みや、スマートフォンのGPSナビの準備をしておくことを強くおすすめします。

浜名湖といえばうなぎです。浜名湖は全国屈指のうなぎの産地で、舘山寺温泉エリアだけでも多くのうなぎ専門店が並んでいます。
ハードなライドの後には、ぜひ本場の浜名湖産うなぎを堪能してください。せっかく来たなら、走り終わりのランチや夕食で立ち寄る価値があります。

奥浜名湖コースに架かるシンボリックな赤い橋です。浜名湖の最深部に位置するエリアで、橋の両端に桜並木が続いており、春は特に美しい景色が広がります。

浜名湖の今切口付近にある江戸時代の東海道の関所跡です。道路沿いにあるためロードバイクでも気軽に立ち寄れます。歴史好きのサイクリストにはおすすめのスポットです。

ライドの後は舘山寺温泉で疲れを癒すのも最高です。舘山寺スマートICのすぐ近くにあり、複数の温泉施設があります。日帰り入浴を受け付けている施設もあるので、走り終えてから帰る前に立ち寄るのがおすすめです。
愛知・名古屋エリアからは東名高速道路でのアクセスが便利です。
| 出発地 | 高速ルート | 目安所要時間 |
|---|---|---|
| 名古屋市内 | 東名高速 → 舘山寺スマートIC | 約1時間30分〜2時間 |
| 小牧市(小牧本店付近) | 名神/東名 → 舘山寺スマートIC | 約1時間45分〜2時間15分 |
東名高速の浜松付近は渋滞することがあるため、週末の朝は早めの出発がおすすめです。舘山寺スマートICはETC専用のスマートICなので、ETC車載器の準備を忘れずに。
なお、電車でアクセスする場合は、JR弁天島駅(東海道本線)が最寄り駅です。自走できない方や輪行でのアクセスも可能です。
日帰りで十分楽しめる距離なので、まだ走ったことのない方にはぜひ一度チャレンジしてほしいコースです。
「ハマイチに向けた体力作りをしたい」「どんな自転車で行けばいい?」という方は、ぜひカミハギサイクルのスタッフにご相談ください。
▼ 公式コース詳細はこちら(ハマイチプラス)
https://hamanako-ct.jp/course01/
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