緑店 伊井 孝之 2020.12.09

【脱自転車初心者】ギア比の選択について

冬ごもりには早い!
まだまだライドは余裕でできます!!

今年の残り時間であとひと伸び距離を稼ぎましょう。

今回はギア比についてです。
ここ最近たまたまそのようなご相談を続けて受けましたので

回答の一例です。

▼自転車の『ギア比』とは??

まずそもそもギア比って何??という方もいと思います。

ギア比とは、前(クランク)側のギアの歯数に対しての後(ホイール)側のギアの歯数の比率です。
言い換えるとペダルを一回転させた時にホイールが何回転するかを表す数値です。

単純にギア比が大きいほどペダル一回転で多く進み、小さいほどあまり進めません。
しかしそのペダルを一回転させるためにはギア比が大きいととても大きな”力”が必要になり

ギア比が小さいとわずかな”力”で済みます。

自転車にはモーターやガソリンエンジンなどの他の動力がなく
人間が生み出したエネルギーを効率よく推進力にする機械ですので
このギア比をスピードや坂の勾配等の走行条件に合わせて変化させることで

長時間・長距離を速く走ることができます。

▼ギア比を変えてレベルアップしよう!

今回のテーマは『脱初心者のために!』
このギア比を最適なものにしましょうということです。

昨今のロードバイクの代表的なギア比は
クランク側の歯数:52&36T
ホイール側の歯数:11~28T
※TとはTeethの頭文字です
よって最大ギア比は52÷11=4.73

最小ギアは36÷28=1.29となります。

さてここで質問です。

あなたにとってこのギア比が必要でしょうか?

その答えが今回のテーマになっています。

▼自分に最適な『ギア比』を決める

スピードのある人にとっては速いギア比は魅力でしょう
登りが苦手な人は軽いギア比が欲しいですね
でもここでいう必要なギア比とはそのギアがなければ

どうにもならん!

という意味です。

ライドではいろんな場面に遭遇します。
それでもこのギア比であれば

なんとかなる!

というのがベストです。

まずは一番軽いほうのギア比を決めましょう。
①今ので大丈夫
②もう1~2段軽いのが欲しい
③今の1~2段軽いギア比は使わなくても何とかなる

あなたはどれでしょう?

スプロケット

その後に速いほうのギア比を決めますが軽いほうのギア比と違い
選択肢はあまりないので
かなりのハイスピードを維持しない限り
ギア比も極端に高くする必要はないでしょう。
①今ので大丈夫
②もう1~2段速いのが欲しい
③今の1~2段速いギア比はほとんど使うことがない
ここで特に③の場合は後ろのギア(スプロケット)だけでなく

前のギア(チェーンリング)も小さい歯数のものにしたほうが良いでしょう。

チェーンリング

変速の段数には限りがあり
その中であらゆる行程でも走破しなければなりません。
しかし限りある段数の中に”保険ギア”を含めてしまうと
一段一段の変速差が大きくなり
一段速くすると重すぎ今のままでは軽すぎる
という感覚が生まれてしまいます。
ですから

なんとかなる!

というギア比の間に

収束するようなギアの歯数をセットするのが望ましいです。

初心者の間はとにかく登り坂がつらいのでついつい軽いギアに頼りがち
ペダリングスキルも未熟で回転数を上げられないので重いギアに頼りがち

⇒とても速いギア比から軽いギア比までの幅広い歯飛びのセッティングのギア

経験を積んでくると体力&ペダリングスキルもアップしてくるので
使うギアと使わなくてもいいギアに分けられる。

⇒上下の幅が必要最小限な組み合わせのギア

よく使うギアの周辺を1枚刻みの歯数差にすることで

ロングライドで楽に速く走るコツにもつながります。

私がロードに乗り始めた頃はリアが8段でした。
レースやロングライドではそのコースを想定してギアの選択を
その都度行ってました。
現在は段数が増えているので
このギアのセットでどんな所も問題ないと言えるようになりました。
とてもありがたいことですが
やはり脚力・体力・技術レベルに応じてギア比も選んでおくことで
バイクフィッティング同様

人馬一体ならぬ人車一体になるのではないでしょうか。

〈参考〉
私の通常 F:50-34T/R:12-25T
鈴鹿のレース F:同上/R:11-23T
ツールド沖縄完走時 F:同上/R:11-25T






▼カミハギサイクルからイベントのお知らせです

【TEST RIDE】SPECIALIZED LEVO SL

■新型SPECIALIZED LEVO SL試乗会

開催場所:岐阜県関市「大杉トレイル」

2023年6月3日(土)-4日(日) 9:00-16:00

モデルチェンジしてさらに乗りやすくなったLEVO-SL。

トレイルでその性能を試してみませんか?

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【輪行講習会】輪行をマスターしよう

■輪行講習会

実施店舗:緑店

2023年6月25日(日)

次の連休や夏休みにむけて輪行をマスターしませんか?

覚えてしまえばカンタンです。行動範囲がグッと広がります。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us!】山の中の廃校レストランにリベンジ!

■女子ライド

6月4日(日)

ライドテーマは「100km走って!美味しいものを食べる」

GWに雨天予報で中止になってしまったライドのリベンジです。

急な坂はありません。登り方、走り方、スタッフが優しくレクチャーいたしますので安心して参加してください。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us!】憧れのしまなみ海道を走りませんか

■しまなみ海道ツーリング

7月15日(土)~7月16日(日)

1泊2日でしまなみ海道をほぼ往復する見どころを凝縮したツーリングです。

荷物も持たずに身軽にライドできる最高のツーリングです。

初めてでも1人でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us!】シマノバイカーズフェスティバル

■シマノが主催するMTBの祭典

7月29日(土)

フェスティバルの名にふさわしく、レースだけでなくマルシェや出展ブース、試乗などもできます。

長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマリゾート標高1,000m以上の「天空の世界」で自転車を思いっきり楽しめるイベントです。

初めてでも1人でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us!】鈴鹿サーキットのコースを走れる

■シマノ鈴鹿ロードレース参戦

8月19(土)

あの鈴鹿サーキットを走る夏の一大イベントです。

カミハギサイクルで団体申込&当日受付を代行します。

当日出場レースに合わせてご来場ください。

一緒に夏の鈴鹿を楽しみましょう。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us!】富士ヒルの延長戦!

■乗鞍ヒルクライムレース

8月27日(日)

空に一番近い道「乗鞍エコーライン」で行われるヒルクライムレース参戦ツアー企画しました。

せっかく行くのであれば観光もしたいのでゆっくり温泉に浸かれる奥飛騨で宿をご用意しました。

一緒に参戦すれば楽しさ倍増。是非一緒にレース参戦しましょう!

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

実力を測ってみませんか?

■TRY FTPテスト

開催店舗:カミハギサイクル緑店

パワーメーターを持っていないけど自分のパワーを知りたい方、緑店のスマートローラーを使って実際に測定してみましょう!

数値目標ができればモチベーションアップにもなりますよ。

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