小牧本店 HOW TO 2018.10.18

飛行機輪行のやり方~オーストリッチOS500~

秋らしくずいぶん涼しくなってきましたね~

当店でも走りやすいこの季節にはいろいろなイベントを企画しておりますが
私にとって最大の目標の一つである『ツールド沖縄』も来月上旬に控えております。

でも沖縄です。離島です。車への積載や自走なんてもってのほかです。鉄道輪行と違い手荷物として機内に持ち込めません。そこで今回は『オーストリッチ社製OS-500』という商品を利用した飛行機輪行の手順をご案内いたします。
輪行バッグ画像
このOS-500は丈夫なナイロン製の生地の間に10mmほどのウレタンクッションが入っており通常の輪行袋より対衝撃に強くなっています。使用時は長さ約135cm✕幅約20cm✕高さ約80cmほどとなりますが使っていないときには三つ折りにすることができるので未使用時にはコンパクトになります。
バッグ折りたたみ画像
内側には側面にホイールを入れるポケットとヘルメットなどを入れるポケットがあります。
バッグ内側画像

最後に閉じるのは両側からジッパーで行います。

では早速詰め込みましょう!・・・と、その前にこれらがあると便利です
輪行準備物画像
①フレームエンドプロテクター(前後分)
②ハブシャフトプロテクター(前後左右分4個)
③フレームに巻くクッション
④ベルト2本

⑤小物を入れる袋

0.今回の沖縄で使用するバイクはコレ!

ピナレロのDOGMA-F10(ノーマルブレーキ)です。輪行に関する主な寸法としては、フレームサイズ470mm(シート高647mm/トップ長525mm)ハンドルMOSTエアロ1K一体型(ステム100mm/ハンドル幅外寸420mm)フロントアウターギア50Tです。

収納はこのサイズを参考にアレンジが必要な場合があります。

1.メーター&前後輪をはずす

バイクを逆さまにして作業しますので地面に当たってバランスの悪くなるメーターやライト類は取り外します。次に前後とも車輪を外しましょう。このときタイヤの空気を抜いて(2bar程度に)クイックシャフトを外しハブシャフトプロテクターを差し込みましょう。
ホイール画像
これはハブシャフトの両端面が鋭いので周り物を傷つけやすいからです。

ホイールがはまっていたフレームエンドにはフレームエンドプロテクターをはめ込みましょう。

リアエンド画像
ホイールがなくなった分つっかえ棒がなくなり外力に弱くなるからです。
小物収納画像

外した部品は小物入れにまとめましょう。

2.ハンドルの固定
ハンドルを切ってフレームとハンドルが当たる部分に傷防止のクッションを取り付けましょう。
ハンドルクッション画像
ハンドルはワイヤー類が折れ曲がりにくい方向に切ります。そしてフレームとハンドルをベルトで固定します

ハンドル固定画像

3.チェーンの固定
後輪側はチェーンがたるみ落ち着きがありませんのでチェーンをベルトで引っ張り、リアブレーキキャリパー等にベルトを引っかけて固定しましょう。
チェーン固定画像

フロントのアウターギアにチェーンがかかっているとギアの歯先で輪行袋を傷めることが少なくなります。リアディレーラーはロー側に1~2段シフトしておくと横への張り出しが少なくなり、よくあるリアディレーラーのハンガー(エンド)曲りのリスクを減らすことができます。

4.袋へ収納
フレームを袋の中央に配置して
フレーム収納画像
左右側面のホイールポケットにホイールを入れます。
ホイール収納画像1
ホイール収納画像2
ホイールを回避するようにクランクの位置を合わせ、袋のたるみなどもあるので袋全体を持ち上げながら両側からジッパーを閉めていきましょう。またクイックシャフトなどをまとめた小物入れも忘れないようにポケットに入れておきましょう。

収納完了画像

今回の手順では工具は使わない方法ですが、各部のサイズによってはサドルを下げるor抜き取る、ハンドルを緩め下向きにお辞儀させる等で最低限工具が必要になることもあります。
ちなみにこの袋に入った状態で重量は11kgでした。あとは空いている隙間にジャージやシューズヘルメット等を入れ(私の場合さらに整備道具、空気入れも入れます)20kg以内にします。航空会社や便により預け荷物のサイズ重量等がありますので利用する航空会社に確認をとっておきましょう。

※以前は完全にロー側(内側)に持っていくことが良いとされていましたがリアディレーラーが大きく展開(伸びる)してしまい、てこの原理のわずかな力でディレーラーハンガーが曲がるようです。

ご注意ください

航空法上ゴムのり、オイル、スプレー類等は持ち込めません。また工具類は預け荷物、CO2ガスカートリッジは手荷物で検査場を通る必要があります。またシマノDi2などの電子機器は預ける際に電源をOFFにすることが求められます。外装バッテリータイプはバッテリーを外す、内装バッテリータイプはバッテリーと動作部を連結するコネクターを外す等の措置が必要です。






▼カミハギサイクルからイベントのお知らせです

【ご予約限定】高額査定続々の買取査定イベント

■店頭買取DAY

実施店舗:小牧本店

2024年8月30日(金) ※ご予約の方のみ

新しいい自転車に買い替えたい方

使っていないパーツを現金化したい方

高額査定で大好評の買取業者さんが店頭買取査定してくれます。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us】富士山満喫ツーリング

2024年8月3日(土)-8月4日(日)

1泊2日で富士山周辺のツーリングを企画しました。

観光バスでワイワイ楽しく現地に向かうのも楽しいですよ!

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us】シマノ鈴鹿ロードレース

2024年8月24日(土)

夏の一大イベントといえばやっぱり鈴鹿!

サーキットを爽快に走れるお祭りイベントを一緒に楽しみましょう♪

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us】ツールドふくい

2024年10月5日(土)-10月6日(日)

福井県の今庄365スキー場から琵琶湖をかすめ若狭湾や三方五湖をめぐるロングライドイベント。

ロングライド初心者向けの『ハーフ』は100㎞

一般的なロングライド『ミドル』160㎞、『ロング』コースは200㎞

という走りごたえ&登りごたえあるコース設定です。

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us】鈴鹿エンデューロ

2024年11月2日(土)

数人のチームで順番にサーキットを走るお祭りレースイベントです。

順位を競う本気の方も、マイペースで楽しみたい方も、仮装して走りたい方も各々の楽しみ方ができるのがいいですよ!

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。

【Ride with Us】ツールドおきなわ参戦ツアー

2024年11月8日(金)~11日(月) 3泊4日

公道封鎖の50・100・140・200㎞のロードレースや

北部の豊かな自然を堪能できる『やんばるセンチュリーライド』(約175㎞)などのサイクリング部門もあり

自分なりの沖縄を楽しみましょう♪

◆詳細はこちらのブログをご覧ください。